リアル鬼ごっこ
今日はなんと18時から仕事。明日の正午までノンストップです。はぁ・・・。
仕事前に一眠りすることも出来ず、家にいるのも何と無く飽きたので、コーヒーショップで時間を潰してから出勤することにしました。
いつものドトールを止めて、会社に近いコーヒーショップへ。夕方なのでとても空いてました。
読んだ本は山田悠介の「リアル鬼ごっこ」。来月には映画公開も控えているベストセラーになったホラーです。
題名に惹かれて読んでみたのですが・・・
時は西暦3000年。王様が治めるこの国(どうみても日本なのですが)は人口が約1億人、そして「佐藤」という苗字を持つ人口は500万人を超えていた。その国を治める「王様」は自分の苗字である「佐藤」姓がこの国でもっとも多いことに対して腹を立て、「佐藤と名乗るのは自分だけでいい!」と言い始めた。そして「鬼ごっこを行い、そこで全国の佐藤を捕まえ、抹殺する」という計画を実行する。その期間は1週間。期間中の23時から24時までの1時間、全国に「佐藤探知ゴーグル」なる特殊な機器を付けた「鬼」を100万人配備。その「鬼」達は付近の「佐藤」姓の人間を探索し、捕獲を行う。「鬼」に捕まった「佐藤」は、そのまま秘密の収容所に連れて行かれ、そこで眠るように殺されてしまうというのだ。
主人公 佐藤翼はその「佐藤」姓のため、この「リアル鬼ごっこ」に巻き込まれてしまう。そして「リアル鬼ごっこ」の期間中、生き別れの妹「愛」を探し出し、「リアル鬼ごっこ」から彼女を守ろうと決意する。果てして7日間の間に、翼は妹を見つけ出し、且つ「鬼」から逃げ切ることが出来るのか?
話の概要としてはこんな感じでしょうか。さてワクワクしながら読み始めた私の感想は・・・
何だこりゃ
いや、ホントに「何だこりゃ」っていう感じなんですよ。
何故こんな感想になってかと言うと、読んでみるとわかるのですが非常に読み辛いです。
ホントに。
何ていうか文章の構成がおかしいというのかな?。そのためか読むスピードが上がらないし、本にのめり込めないんです。もちろん龍乳は文章に関しては全くの素人です。私のブログだって読み返してみると、主語と述語がおかしかったり、言い回しがおかしくて読み辛い部分が多々あります。ただ、そんな文章に対する素人が読んで感じたのが、この本の文章が読み辛いっていうことでした。
次に「西暦3000年」という割には人々の生活が今と全く同じです。コンビニがあったり、ファミレスがあったり、新幹線が走っていたりします。今と違うのは「王政」と「佐藤探知ゴーグル」(!!!)があることくらい(笑)。普通、もう少し変化を付けませんかね?これが逆に特徴なのかしら?
あと、ストーリーなんですが、途中で結末が読めます。この「リアル鬼ごっこ」を7日間逃げ切った「佐藤」には王様が「何でも願いを叶えてやる」と約束しています。王様が考案した「リアル鬼ごっこ」で家族、友人を殺された「佐藤」が、王様に「何でも願いを叶えてやる」と言われたら何を願いますかね。その方法はともかく、結末は龍乳の予想通りでした。
結末以外の話でも、特に複線がはられるいないので、読んでいて、「そうだったのか!」とか「まさか!」って思うことがほとんどありません。主要人物たちの言動や心理描写で「もしかしたらこういう事をするんじゃないのか?」って思うと思いっきり肩透かしをくらいますよ。
最後は「リアル鬼ごっこ」を始める原因。「佐藤姓は自分一人でいい。なので(王様以外)他の佐藤は全員抹殺」ってさぁ・・・。たぶん、この本を読んだほとんどの人が思ったとは思いますが
「改姓」したらいいじゃない?
死か改姓かって言われて死を選ぶ人が何人いますかね?その「リアル鬼ごっこ」をするのはいいんだけど、もう少し説得力のある理由はなかったのかなぁ。今時の少年マンガだってもう少し大層な理由を付けそうだけど・・・。
もう突っ込みどころ満載のこの本ですが、ベストセラーなんですね。ということは、突っ込んでいる私がおかしいのかな?誰か読んで感想を聞かせてください。
読み終えて、あらゆる意味で疲れてしまいました。
あぁこれから夜勤だよ・・・・。
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リアル鬼ごっこ (幻冬舎文庫) 著者:山田 悠介 |
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リアル鬼ごっこ+ 著者:山田 悠介 |
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リアル鬼ごっこ 【初回限定盤】(DVD付) アーティスト:KOTOKO |
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